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テガミバチ REVERSE #03 「アジサイ色の絵テガミ」 [テガミバチ]

・・・ゴーシュへのテガミ、書けないラグ。

   キミドリさんの恩返し。コルバッソが裏で横取り?
   口でなくテガミに見せる真実。
   絵でもの伝えたれる想いとラグ。でも、絵もだめだめ。
   

。。。ラグ、ゴーシュへのテガミを
(ラグ)うん。書けない…。


。。。朝。
(シルベット)テガミの書き方がわからない?
テガミ弾に込めるゴーシュへのテガミがうまく書けなくて。
おはよう。ニッチ。
テガミはこころそのものだってラグもよく言ってるじゃない。
気持を込めて書けばそれでいいと思うけどな。
う~ん… でももっと伝えたいって思ううちに
いつの間にか 本当に書きたいことが
どっかいっちゃったりするんだよね。
なんでだろう?
ラグって…。
ん?
あんまりテガミを書いたことないの?
えっ!?え、うん。
テガミバチなのに?
(ニッチ)ニッチもないぞ。ディンゴゆえ?
ゆえ?
(ステーキ)ヌニヌ。
(ザジ)俺も書いたことねえぜ。
(コナー)僕は家族にはあるけどあいさつくらいだし
アドバイスはできないな。
ああ。ちょっとなんで ザジとコナーまでウチで朝ご飯食べてるのよ!
(ザジ)俺 スープはパスね。
なに!?
《テガミ弾がゴーシュのこころに響けば失った記憶を呼び起こせるかもしれない》
はぁ…。
次にゴーシュと会えたときのためにすべてを込めたテガミを書かなくちゃいけないのに…。
(ザジ)シルベット。卵 もっとやわらかくして。
(コナー)シルベット。ハムもうないよ。
うるさい!スープも食べなさい!
はぁ…。



《みんなはどんなふうに書いてるんだろう?》
ん?おぉ~!大きなお屋敷だね。
草木がいっぱいだ。
こんにちは郵便です。
(キミドリ)ご苦労さまです。
えっ!?
でかっ!
アハハハハ。
あっ ごめんなさい。
本当だからいいですよ。
あっ。えっと… レイ・アトリーさんにテガミを届けにきました。
。。。中へ
《すごく立派だけどセントラルっぽくない雰囲気のお屋敷だな》
コルバッソさん。お客様です。
あっ。コルバッソさん。この方は…。
(コルバッソ)BEEの方ですね?
はい。レイ・アトリーさんにテガミを。
主が じきじきにお話ししたいと申しております。
えっ!?僕にですか?
どうぞこちらへ。
はぁ。
キミドリ。お前はもういい。
テガミは私が持っていきます。
あ。はい…。
ん? まあ、なんですか。その汚い手は!
すみません。これはその…。
もういい。下がりなさい!
すみません…
。。。足をはずして。
おっとうわぁ!


大丈夫ですか!?
(キミドリ)心配無用ですよ!
私、体だけは丈夫ですから。タハハ!
フン。でくの坊め!
さぁ。こちらへ。
ああ。


(レイ)今の音は何だ?新人メイドがコケただけです。
(レイ)大丈夫なのか?
いつものことですので。
お入りください。
失礼します。
男の子?
まあ。失礼ですよ!
レイお嬢様になんてことを!
えっ。お嬢… わっ。ごめんなさい!
いいんだ。昔から男のように振る舞わねばならないことが多かったからね。
私がこの家の主 レイ・アトリーだ。
り、凛々しい方だと言いたかったんです。すみません。
ラグ・シーイングとディンゴのニッチとステーキです。
《ていうか、すごいきれいな人だ》
うん。これは直筆の絵テガミ?
少し前からそれが届くようになった。
だが、差出人の名前も住所も書いていないんだ。
宛名もレイ様とだけですね。
おそらく直接 お屋敷に投函されたんでしょう。
ひと言の言葉もなくアジサイ色一色の山の絵ばかり。
その山の絵が私にはとても懐かしく感じられるんだ。
え?
幼い頃 その絵テガミの風景のような北の田舎町メデュームで暮らしていた。
だからかな。
オホン! 瞬きの日のあとお嬢様のご両親は首都政府にご栄転されました。
残されるお嬢様のお体を気遣い便利のよいここセントラルにお屋敷を移されたのです。
私は幼い頃から胸の病を患っているのだがこの数年 一層よくなくてね。
この頃では命があることがつらく感じることもあるほどだ。
ああ。
だが、この絵を見ていると故郷の町が思い出されてこころが励まされる。
こころが…。
今の私にとって病と闘う支えとなっているんだ。
この絵テガミの送り主にありったけのお礼がしたい。
手を尽くしてはいるんだが、なかなか見つからなくてね。
ならば、テガミの専門家であるBEEにお願いできないかと。
えっ?
ラグ・シーイング君。
命の恩人をこの絵テガミの送り主を捜し出してくれないだろうか?
ああ。



まいったなあ。
あの話を聞いたら断れないし。
でも、テガミの専門家なんて言われちゃった。
エヘヘ。レイさんきれいな人だったなあ。
さて、どこから探そう?
ラグ。
うん?
赤針撃つか?
書いたヤツ見える。
そうか僕の心弾を絵テガミに撃てば!
さすがニッチ!

よ~し!
いけません。
ヌニ
正規の迷いテガミなら仕方ないけどこれは 届いているテガミなんだし。
勝手に心を見るわけにはいかないよ。
テガミを直接 投函してるのは近くに住んでいる証拠だし。
この絵テガミに 何かヒントになるようなものがあれば。
あれ?
うん?
透かすとなんか絵が。
わあ!


それはウォーターマークといって、それで メーカーや紙のランクを決めるんだ。
へえじゃあ このマークの紙を買っていった人を 知りたいんですが。
そのハウリング・アホロートルはウチの大人気商品だ。
みんな買ってる。すなわち世界基準。
はあ。


よし。次は絵の具!
つぎはぎ・ノーグー?
次は絵の具だよ。


ウチで調合した絵の具じゃないね。
これはたぶん草花からの手作りだろう。
ここもダメか。
ああ、しかし、いいアジサイ色が出てるなあ。
コイツはブルー・ロメオかもしれない。
ブルー・ロメオ?
ユウサリの北によくある野草花で美しいアジサイ色の顔料になるんだよ。
それはどこに?
この町にはまったくない。


あ~あ。結局ダメだったね。ニッチ。
ああ。このお屋敷は草木が本当にいっぱいだね。
精霊琥珀の鉱床が眠ってるのかな?
あっ。あっちのほうがいっぱいだ!
あっ。 ニッチ!
勝手に入っちゃいけません!

ん? あれはテガミバチの。



ニッチ!
《それにしても立派な庭園だな。これってレイさんの故郷の村の感じなのかも》
あっ。長旅に負けなかったね。いい色だ。ありがとう。
キミドリさん?
あっ!ニッチ!
何してる?
えっ。あっ。いや…。
《アジサイ色の花。指がアジサイ色に染まって》
あっ!犯人はあなただ!
うわぁ!
ああ。私がやりました!


そうですか…。お嬢様がそんなお願いを…。
ごめんなさい。犯人とか言っちゃって。
なんか、つい…。
いえ。私こそ…。
でも、あなただったんですね。これを描いたのは。
お嬢様を励ましたくとも。私は字が書けねえし…。
ああ。
私、小さい頃から絵の具作りの仕事をしていて。絵は弟や妹にいつも描いてやってましたから。
わりと得意なんです。
でも、なぜ名を隠すんですか?
レイさん。絵テガミは病と闘う支えだと言ってましたよ。
本当に!?
はい。
そんな!もっだいねえもっだいねえ。よかった!
役立った。
名乗ってはどうですか?
レイさんもお礼をしたいって。
お… お礼なんてとんでもねっす!
お嬢様の役に立ちたい。
でも 私に名乗る資格などねえのですよ。
資格?絵の具のもとになるブルー・ロメオの花は北にしかないんですよね?
もしかして、レイさんの故郷とも何か関係が?
あ。ごめんなさい。なんか訳があるんですね。
言わねえでください。
えっ?
言わねえでください!テガミバチさん!
このごど 絶対に言わねえでください!
わかりました。しょこまで言うのなら絶対に言いませんから。約束します。
ありがとう!約束ですよ!
フフッ!


《でも。なんて伝えよう…。レイさんをがっかりさせるのはつらいな…》
ラグ・シーイング様をお連れしました。
し、失礼します。
ラグ!遅かったな!
えっ?
絵テガミのことを今 コルバッソからすべて聞いたところだよ。
そうなんですか!
僕には黙っていてほしいと…。
フッフッフ!
コルバッソは 内緒にしておきたかったようだね。オッホン!
ラグに知られてしまったので、しかたなく自分から告白したそうだ。
えっ。自分?
コルバッソは私の故郷の花を絵の具にして絵テガミを描いてくれていたんだよ。
えっ!?
私の大好きなアジサイ色でね。
だから懐かしく思えたんだ。
よもやコルバッソがそこまでしてくれるとは。
お嬢様のお役に立てればと必死なっていただけでございます。
なっ!
コルバッソ。何か望みはあるか?
できるかぎりのことをさせてほしい。
とんでもございません。
フフッ。それならたったひとつだけ。
あぁ。何でも言ってくれ。
このユウサリセントラルに草木の茂る土地を頂けたら。
《草木の茂る土地!? 欲深っ!》
あのレイさん。
どうした?ラグ。
《ぜ 絶対に 言わないでください!》
《大丈夫 あのガキは口が堅い》
《言えない… キミドリさんと約束したんだ》
ああ。
ラグ?
言え。。ないけど…。
。。。精霊琥珀が赤く輝く。
心弾を撃っちゃダメとは言われてませんから。
うう。
何を?
絵テガミに込められた本当のこころ。レイさんに届け!
赤針!

《お嬢様! レイお嬢様!
 着替えの支度中にお姿が…。
(コルバッソ)明日にはセントラルに出発だというのに。

あっ。

お嬢様!
お嬢様!お嬢様!

あっ。
シーッ!
ここは お前の家?ここは作業場です。
草花で絵の具を作っているのです。
これは緑色にこっちはすごくいいアジサイ色になるのですよ。
アジサイ色?
私、全部の色のなかでアジサイ色が一等好きなの。
私と一緒!
ねぇ。ちょっとそれ手伝わせて。
えっ?手染まっちまいますよ。平気 平気。
あれ。いい手つき。
本当?
これじゃあ。私負けちゃいますね。
(2人)ハハハッ!
(ノック)
お嬢様。そこにいるのはわかっているんですよ。

コルバッソに見つかったか。
私が戻らないと使用人がクビにされてしまうな。
私はレイ。お前は?
キ キミドリ…。
こんなに楽しかったことはない。
この村のよい思い出になったよ。
何かお礼ができればいいのだが。
そ、そんなのは…。
あっ。そうだ!
私の2つあるピンの片方だ。もらって、キミドリ。
あっ。
故郷の友の証しに。

。。。いってしまう。
《故郷の友の証し…》
姉じゃ~ん!お姉!
やみれ おっぢゃんどもめ!
カネさえ返せばこんなことしねえっての。
しっかしカネに換えるもん何もねえな。ごの家。
ん?
。。。とりあげる。
いだ!
こりゃすげえ!本物のライオン・シルバーじゃねえがよ。
これなら借金返すどころがたんまり釣りが出るぞ。
どうする?今すぐカネに換えるか?
うん…。
とびきり高く買ってくれな》

キミドリ…。

《お前らも おっきくなったし父ちゃんと母ちゃんのこと頼んだぞ。
本当に行くのか?姉ちゃん。
セントラルなんてどごにあんの?
家知ってんの?
行ってどうすんのさ?
友の資格はねくともさ。私はあの人のために何かやらねばよ。
レイお嬢様のためにでぎること私はやらねばよ》

。。。さがすキミドリ



(レイ)私、全部の色のなかでアジサイ色が一等好きなの。
お… お嬢様。
キミドリ…。
遠く忘れかけていた風景やその色が絵テガミのなかにあった。
ああ。
こんな嬉しいことは初めて。
ああ。
故郷と友がいっぺんに届くなんて。


絵テガミか…。
テガミにはそんな心の込めかたもあるんだね。
よし。僕も絵でゴーシュのテガミを描いてみるぞ!



。。。絵をシルベットに見せるラグ。
ラグ… これ、何?
ゴーシュ!


僕。絵はダメだったよ。ニッチ。
キミドリさんみたいにはいかないや。


フンッ。覚えとけよ。テガミバチめ!
・・・強欲ばばあ。コルバッソ。昔話みたい。



次回「荒野幻灯台」
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